彼女は王権の象徴であり、知恵と力を表わすものだということはさきに少し触れましたが、一説には悪疫(疫病)を象徴するとも言われ、オイディプスのスフィンクス退治譚はそうした状況を物語にしたものだと考えられています。
王を含め、住民や旅人が次々と喰い殺されたのは、病気(恐らくは天然痘)が流行り、地位の区別なくばたばたと人々が死んでいったことを示すもの。
オイディプスがそれを退治したと言うのは、彼が王に就任してすぐに、的確な防疫対策を施したという部分を表わしたものです。
中世には肉体的な快楽や娼婦を象徴し、また人間と動物のキマイラという姿から知性と体力、精神と物質と言った二重の性質の統一を表します。
また、人間自身を答えとする謎かけのイメージから「人生の謎」「永遠に解けない究極の謎」を象徴することもあるようです。